災害時に備えて。ご家庭でできることは?
防災対策のために、ご家庭でできることは何か?
自然災害に備えて、日頃からの準備って何ができるの?
今回は、災害時に備えて事前にご家庭でできることを
4つご紹介いたします。
①非常食や家庭用品の備蓄
大規模災害を想定し、約1週間分の食料・水や非常用
トイレなどの家庭用品を備蓄して、非常用持ち出し
バッグに入れておきましょう。
【例】
・缶詰やレトルトパック食品(賞味期限が長い食品)
・1人あたり21Lの水(1日1人 3L×7日分)
・非常用(携帯用)簡易トイレ
・下着
・タオル
・絆創膏、マスク、ティッシュ、
歯ブラシ等の洗面用具などの日用品
・筆記用具
・ポータブル充電器等
・常備薬や医療機関からの処方薬、お薬手帳等
・女性の方⇒生理用品(ナプキン)や中身の見えない袋
②自分の住んでいる地域の危険度や避難場所を把握
同じ災害に遭っても、被害の程度は地域により
異なります。災害の内容や自宅がある場所の
危険度により、被災時に避難するか否かを適切に
決める必要があります。
では、何を基準に決めればよいのでしょうか?
自宅の危険度については、各自治体が公表している
ハザードマップで確認できます。
(代表的な自然災害・・・洪水や土砂災害、地震)
海が近い場所では、津波や高潮のハザードマップも
用意されています。浸水の危険度や土砂災害警戒
区域内に自宅があるか等、自分たちの災害リスクを
確認することも備えとして大切なことなのです。
③災害発生時の避難場所(集合場所)・連絡方法等を
家族と決めておく
災害発生時は、どこにいるかわかりません。
自宅・学校・会社・県外など家族がバラバラに行動
しているしている時間帯に発生することも想定され
ます。その為、事前に日頃から避難場所(集合場所)を
どこにするか・連絡方法などをご家族の皆様で決め
ておきましょう。被災時は、普段利用している携帯
電話・SNS・LINEなどは多くの人の一斉利用や電話
回線の故障などにより使えなくなる可能性が高い
です。その為、以下のような連絡方法があることも
念頭に置いておく必要があります。
・遠くの親戚に連絡役を担ってもらう
・災害用伝言ダイヤル「171」を活用する
・災害用伝言版を利用する
※災害用伝言ダイヤルや災害用伝言版については、
体験利用ができる日も用意されています。
(毎月1日・15日 0:00~24:00や一部の指定期間等)
使い方などを覚えておくためにも、体験利用
可能日にご家族で使ってみるのも◎
④家具の配置換え・防災対策を施す
ご自宅にある家具について、倒れる危険性のある
家具にはつっぱり棒やストッパー、粘着シート
(テープ)などで固定すると揺れ対策の役割を果たし、
倒れにくくなります。
L字金具を使用すると、つっぱり棒とは違い直接壁や
柱に固定することができる為、転倒防止には最適
です。
近年では、賃貸物件でもL字金具での固定を認めて
いるケースも増えてきているとのこと。
一度、不動産会社に確認しておくといいでしょう。
また、家具自体の配置換えが可能な場合は、「倒れ
てもいい」位置に置くなども◎
窓ガラスについては、カーテンを閉めておくとガラ
スが割れても破片が飛び散るのを防いでくれる効果
があります。
就寝時は、必ずカーテンを閉めるように習慣づけ
ましょう。
自宅の防災対策として、最も効果的なのは
「自宅の耐震性を上げること」です。
ここちいーホームでは、【耐震性等級 3】を標準仕様としておりますが、これは「警察署・消防署等の防災拠点の耐震性能」を意味しています。つまり、防災拠点になる建物と同じくらい耐震性が高いという意味
です。
ご家族の命を守るために、耐震性の高い「強い家」をつくることをおすすめいたします。
また、住宅設備として太陽光パネルを搭載すれば、日中太陽光発電設備による発電を行っておくことで、停電などの災害時に使用できる非常用電力を予め備えておくことができます。
さらに、エコキュート等の給湯器を併用することで、断水時にタンク内の水を生活水として利用することができます。
いかがでしたか?防災対策は、この他にもたくさんあります。日々の情報収集を怠らず、いざという時に備えていきましょう。